樺太アイヌ口承テキスト「水汲みの話」の分析―述語的論理が優先された事例―
application/pdf 本稿において、樺太アイヌ民族である浅井タケを話者とする2編の口承テキスト（「水汲みの話①」および「水汲みの話②」）を分析したところ、当該テキストは交差対句により編成されていることがわかった。さらに、かかる交差対句の編成には、述語的論理が優先されることが確認できた。また、当該テキストの場合、こうした述語的論理がストーリーの編成に対しても影響を与えていることがわかった。併せて、本稿では、交差対句の要素対を分類するに際し、主語的対応、述語的対応、主語・述語的対応に基づく手法が有効であることを述べた。 journal article...
| Main Authors: | , , |
|---|---|
| Format: | Other/Unknown Material |
| Language: | Japanese |
| Published: |
北海道言語研究会
2019
|
| Subjects: | |
| Online Access: | https://muroran-it.repo.nii.ac.jp/record/10055/files/HLC_17_19_36.pdf http://hdl.handle.net/10258/00010002 https://muroran-it.repo.nii.ac.jp/records/10055 |
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|---|---|
| author | 大喜多, 紀明 OHGITA, Noriaki オオギタ, ノリアキ |
| author_facet | 大喜多, 紀明 OHGITA, Noriaki オオギタ, ノリアキ |
| author_sort | 大喜多, 紀明 |
| collection | Muroran Institute of Technology Academic Resources Archive |
| description | application/pdf 本稿において、樺太アイヌ民族である浅井タケを話者とする2編の口承テキスト（「水汲みの話①」および「水汲みの話②」）を分析したところ、当該テキストは交差対句により編成されていることがわかった。さらに、かかる交差対句の編成には、述語的論理が優先されることが確認できた。また、当該テキストの場合、こうした述語的論理がストーリーの編成に対しても影響を与えていることがわかった。併せて、本稿では、交差対句の要素対を分類するに際し、主語的対応、述語的対応、主語・述語的対応に基づく手法が有効であることを述べた。 journal article |
| format | Other/Unknown Material |
| genre | Sakhalin |
| genre_facet | Sakhalin |
| id | ftmuroranit:oai:muroran-it.repo.nii.ac.jp:00010055 |
| institution | Open Polar |
| language | Japanese |
| op_collection_id | ftmuroranit |
| op_relation | 40021881102 http://www3.muroran-it.ac.jp/hlc/ http://www3.muroran-it.ac.jp/hlc/2019/02.pdf 北海道言語文化研究 17 19 36 Journal of Language and Culture of Hokkaido 18826296 AA12307232 http://hdl.handle.net/10258/00010002 |
| op_rights | © 2019 北海道言語研究会 open access |
| publishDate | 2019 |
| publisher | 北海道言語研究会 |
| record_format | openpolar |
| spelling | ftmuroranit:oai:muroran-it.repo.nii.ac.jp:00010055 2025-04-06T15:04:22+00:00 樺太アイヌ口承テキスト「水汲みの話」の分析―述語的論理が優先された事例― Analysis of Folklore Texts "wahka taa tuytah" in the Sakhalin Ainu Language: Cases of Predicate-Logic 大喜多, 紀明 OHGITA, Noriaki オオギタ, ノリアキ 2019-03-29 application/pdf https://muroran-it.repo.nii.ac.jp/record/10055/files/HLC_17_19_36.pdf http://hdl.handle.net/10258/00010002 https://muroran-it.repo.nii.ac.jp/records/10055 jpn jpn 北海道言語研究会 40021881102 http://www3.muroran-it.ac.jp/hlc/ http://www3.muroran-it.ac.jp/hlc/2019/02.pdf 北海道言語文化研究 17 19 36 Journal of Language and Culture of Hokkaido 18826296 AA12307232 http://hdl.handle.net/10258/00010002 © 2019 北海道言語研究会 open access 829 樺太アイヌ 口承テキスト 述語的対応 心性 VoR 2019 ftmuroranit 2025-03-10T11:46:53Z application/pdf 本稿において、樺太アイヌ民族である浅井タケを話者とする2編の口承テキスト（「水汲みの話①」および「水汲みの話②」）を分析したところ、当該テキストは交差対句により編成されていることがわかった。さらに、かかる交差対句の編成には、述語的論理が優先されることが確認できた。また、当該テキストの場合、こうした述語的論理がストーリーの編成に対しても影響を与えていることがわかった。併せて、本稿では、交差対句の要素対を分類するに際し、主語的対応、述語的対応、主語・述語的対応に基づく手法が有効であることを述べた。 journal article Other/Unknown Material Sakhalin Muroran Institute of Technology Academic Resources Archive |
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