V. Chemical Composition of Lake Waters (Report of the Japanese Summer Parties in Dry Valleys, Victoria Land, 1963-1965)

1963年から1965年の間にVictoria LandのDry Valleyにあるいくつかの湖について調査した結果,湖水の化学成分はそれが存在する谷によってそれぞれ特徴があり,化学組成は地域によってかなり異なっていることが判明した.Wright ValleyにあるDon Juan PondおよびLake VandaではCaとClが最も多いが,一つ南隣の谷,Taylor ValleyにあるLake BonneyではMgとCl,次にNaが多く,海に近いLake FryxellではNaとClが最も多く含まれている.その他,さらに南に位置する地域にある湖の多くは淡水湖であった.これらの湖の化学成分を...

Full description

Bibliographic Details
Main Authors: Noboru YAMAGATA, Tetsuya TORII, Sadao MURATA
Format: Article in Journal/Newspaper
Language:English
Published: National Institute of Polar Research 1967
Subjects:
geo
Online Access:https://doi.org/10.15094/00007481
https://doaj.org/article/86a68f9ddb254450a9395509d3b579c1
Description
Summary:1963年から1965年の間にVictoria LandのDry Valleyにあるいくつかの湖について調査した結果,湖水の化学成分はそれが存在する谷によってそれぞれ特徴があり,化学組成は地域によってかなり異なっていることが判明した.Wright ValleyにあるDon Juan PondおよびLake VandaではCaとClが最も多いが,一つ南隣の谷,Taylor ValleyにあるLake BonneyではMgとCl,次にNaが多く,海に近いLake FryxellではNaとClが最も多く含まれている.その他,さらに南に位置する地域にある湖の多くは淡水湖であった.これらの湖の化学成分を主として報告する.