極域環境データサイエンスセンター ー北極域データアーカイブの紹介と今後の展開ー

近年、公的研究資金を用いた研究成果(論文,生成された研究データ等)を用いた産業界及び社会一般から広く容易なアクセス・利用を可能にし、知の創出に新たな道を開くと共に、効果的に科学技術研究を推進することで、イノベーションの創出につなげることを目指したオープンサイエンスという概念が、世界的に急速な広がりを見せている。また2013年G8,OECD,GRC(Global Research Council)等では公的研究資金による論文等の原則公開、データの可能な範囲での公開を求めている。これらの背景のもと、情報システム研究機構では、昨年度よりデータサイエンス共同利用基盤施設を新設し、国立極地研究所のデータ...

Full description

Bibliographic Details
Main Author: 矢吹 裕伯
Format: Conference Object
Language:Japanese
Published: 2017
Subjects:
Online Access:https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=14118
http://id.nii.ac.jp/1291/00014051/
https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=14118&item_no=1&attribute_id=16&file_no=1
Description
Summary:近年、公的研究資金を用いた研究成果(論文,生成された研究データ等)を用いた産業界及び社会一般から広く容易なアクセス・利用を可能にし、知の創出に新たな道を開くと共に、効果的に科学技術研究を推進することで、イノベーションの創出につなげることを目指したオープンサイエンスという概念が、世界的に急速な広がりを見せている。また2013年G8,OECD,GRC(Global Research Council)等では公的研究資金による論文等の原則公開、データの可能な範囲での公開を求めている。これらの背景のもと、情報システム研究機構では、昨年度よりデータサイエンス共同利用基盤施設を新設し、国立極地研究所のデータを統合するために極域環境データサイエンスセンターを設けた。本発表ではこれまで発表者が構築を進めてきた、北極域データアーカイブシステム(ADS)を紹介するとともに、今後の新たな展開について紹介する。 Polar Meteorology and Glaciology Group seminar / 気水圏コロキウム 日時:4月12日(水)10:00-10:50 場所:C301(3階セミナー室)