2016年みらい北極航海(MR16-06)の観測速報と今後の研究計画

海洋地球研究船「みらい」を用いた北極航海が2016年8月下旬から10月上旬に実施された。発表者は、本航海に参加し、1日4回のラジオゾンデ観測などの気象観測を行った。9月の中旬には、北極海で発達した低気圧に遭遇し、低気圧の中心付近で観測を行うことに成功した。発表では、本航海の観測速報だけでなく、海洋研究開発機構の大気循環モデルやデータ同化システムを用いた予報実験の研究計画についても紹介する。また、本年度以降から実施予定である韓国極地研究所などの海外研究機関との共同研究の概要についても報告する。 Polar Meteorology and Glaciology Group seminar / 気水...

Full description

Bibliographic Details
Main Author: 佐藤, 和敏
Language:Japanese
Published: 2016
Subjects:
Online Access:https://nipr.repo.nii.ac.jp/records/13574
Description
Summary:海洋地球研究船「みらい」を用いた北極航海が2016年8月下旬から10月上旬に実施された。発表者は、本航海に参加し、1日4回のラジオゾンデ観測などの気象観測を行った。9月の中旬には、北極海で発達した低気圧に遭遇し、低気圧の中心付近で観測を行うことに成功した。発表では、本航海の観測速報だけでなく、海洋研究開発機構の大気循環モデルやデータ同化システムを用いた予報実験の研究計画についても紹介する。また、本年度以降から実施予定である韓国極地研究所などの海外研究機関との共同研究の概要についても報告する。 Polar Meteorology and Glaciology Group seminar / 気水圏コロキウム 日時:10月19日(水)10:00-10:50 場所:C301(3階セミナー室) conference object