極域雪氷試料におけるダスト濃度分析法の改良と試料保存過程によるダスト濃度への影響
P(論文) 極域雪氷試料を対象として,ダスト分析過程および分析管理の改良と,保存過程によるダスト濃度への影響の評価を行った.ダスト分析過程と分析管理の改良では,校正曲線変更に伴う粒径区分とパルス電圧閾値の変更,繰り返しの分析精度とワイパーのブランク濃度の確認,標準粒子測定によるセンサー感度変動管理を行った.ダスト分析用試料の保存容器の検討の結果,パッキンなしの15mlガラス瓶で,ダスト濃度への影響が最も低かった.ドームふじ氷床コア試料による冷蔵,凍結保存過程の検討の結果,冷蔵保存によるダスト濃度への影響は,1年間で,分析精度以内の4%以下の減少に留まった.凍結保存ではその前後でダスト濃度の増加...
Main Authors: | , , , , , , , , , , , , , , , , , |
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Language: | Japanese |
Published: |
2014
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Subjects: | |
Online Access: | https://nipr.repo.nii.ac.jp/record/10280/files/論文3.pdf https://doi.org/10.15094/00010276 https://nipr.repo.nii.ac.jp/records/10280 |