ナンキョク ミナミ ビクトリアランド ノ ラビリンス ニ オケル チスイ チュウ ノ ゼン ユウキ タンソ
P(論文) 南極南ビクトリアランド・ライト谷上部のラビリンス(77°33′S, 165°50′E)に分布する, 10個の池の全有機炭素(TOC)を測定した。TOC値は池水間で大きく異なる(0.78-23mgC/l)が, 高濃度のTOCは塩池水のみで測定された。電気伝導度とTOC値間には, かなり高い正の相関(0.82)がみられた。このことは次のように解釈される。1)まず降雪や氷河融水に含まれていた有機物が, 池水の凍結により残液に濃縮される。2)次いで池内の生物生産による有機物が加わるとともに, 容易に微生物分解を受ける有機物が除去される。3)さらに池水の蒸発と凍結が繰り返されることにより,...
Main Authors: | , , , , , , , , |
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Language: | English |
Published: |
1987
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Subjects: | |
Online Access: | https://nipr.repo.nii.ac.jp/record/8557/files/KJ00000139782.pdf https://doi.org/10.15094/00008557 https://nipr.repo.nii.ac.jp/records/8557 |