セールロンダーネ山地地学調査報告1985(JARE-26)
第26次南極地域観測隊のセールロンダーネ山地地学調査は, 山地西部地域において実施された。調査は新観測拠点建設作業後の1月6日から2月13日までの39日間, 広域を調査するため8名の隊員が2班に分かれて実施した。2班はそれぞれ地質, 地形, 測地の調査・観測ができるよう構成され, ほぼ所期の目的を達成した。夏隊の行動期間のほとんどすべてを費やして, 昭和基地から独立して行った, このような行動形態は, 日本南極地域観測隊としては初めての例であるので, 計画作成から実施経過までを装備, 食料などの設営面を含めて詳しく報告する。調査結果については現在, 整理・研究中であり, 今後個別に発表されるの...
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| Format: | Report |
| Language: | Japanese |
| Published: |
国立極地研究所
1985
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| Subjects: | |
| Online Access: | https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=8473 http://id.nii.ac.jp/1291/00008473/ https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=8473&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1 |
| Summary: | 第26次南極地域観測隊のセールロンダーネ山地地学調査は, 山地西部地域において実施された。調査は新観測拠点建設作業後の1月6日から2月13日までの39日間, 広域を調査するため8名の隊員が2班に分かれて実施した。2班はそれぞれ地質, 地形, 測地の調査・観測ができるよう構成され, ほぼ所期の目的を達成した。夏隊の行動期間のほとんどすべてを費やして, 昭和基地から独立して行った, このような行動形態は, 日本南極地域観測隊としては初めての例であるので, 計画作成から実施経過までを装備, 食料などの設営面を含めて詳しく報告する。調査結果については現在, 整理・研究中であり, 今後個別に発表されるので, ここでは概要を述べるにとどめる。この地域の夏季の気象・雪氷状況は, 今後もセールロンダーネ地域で展開される調査行動の指針となると思われるので詳しく報告する。 The 26th Japanese Antarctic Research Expedition (JARE-26) carried out the geological, geomorphological and geodetic field work in the western part of the Sør Rondane Mountains during 39 days from January to February 1985. Field work was conducted by two parties, each consisting of four men (geologist, geomorphologist, surveyor and field assistant). They established 30 geodesic control stations and carried out geological and geomorphological investigations. It was the first experience for JARE that the summer field party spent most of the summer operation period in the field far away from Syowa Station. Therefore, this report gives details of plan and actual operation including logistics, and also information on the weather and the surface condition of snow and ice observed this summer. |
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