ショウワ キチ チカク ノ カイヒョウ カ デ カンサツ サレタ Paralabidocera antarctica ドウキャク ルイ ノ シュウグン ニ ツイテ

• Main Authors: 谷村, 篤, タニムラ, アツシ, 箕田, 嵩, ミノダ, タカシ, 福地, 光男, フクチ, ミツオ, 星合, 孝男, ホシアイ, タカオ, 大塚, 英明, オオツカ, ヒデアキ, Tanimura, Atsushi, Minoda, Takashi, Fukuchi, Mitsuo, Hoshiai, Takao, Ohtsuka, Hideaki
• Language: English
• Published: 1984
• Subjects: 59(26); Kita-no-seto; Syowa Station; Antarc*; Antarctica; Sea ice
• Online Access: https://nipr.repo.nii.ac.jp/record/8406/files/KJ00000139620.pdf; https://doi.org/10.15094/00008406; https://nipr.repo.nii.ac.jp/records/8406

P(論文) 1982年1月22日から23日にかけて, 昭和基地近くの北の瀬戸(水深約10m)の海氷下において, Paralabidocera antarctica(橈脚類)の濃密な単一群が観察された。出現した本種の大部分は成体であった。昼間, P.antarcticaは海氷下面に集群を形成し, およそ2-6×10^4個体/m^3の密度で, 海氷下面付近のきわめて狭い層に平板状に分布していたものと推定された。成体雌の大部分に精包の付着がみられ, 集群が生殖行動と関連していることが示唆された。また, 集群は海氷下面の明るさに誘引されることによって生じたものと思われた。夜間, 本種の集群は全水柱から...