ナンキョク ドライバレー チイキ ノ エンルイ セキシュツブツ ニ ツイテ

P(論文) ドライバレーに産出する塩類析出物について,X線回折分析法により鉱物の同定を行い,水平的および垂直的な分布の相違を検討した.同定された鉱物は,地表からの試料では炭酸塩5種,硫酸塩5種,硝酸塩2種,ハロゲン化物2種で,ボーリソグコアーからの試料では炭酸塩1種,沸石2種,ハロゲン化物2種,緑泥石1種であった. これらの塩類析出物は産出個所により異なり,一般に炭酸塩はテイラー谷に,硫酸塩はライト谷に多い傾向があり,とくに炭酸ソーダ石,サーモナトライト,モノハイドロカルサイトの産出がテイラー谷の海岸に近い部分に限られていること,チリ硝石,ダブラスカイト,ブレーダイトがライト谷にのみ晶出してい...

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Bibliographic Details
Main Authors: 西山, 孝, ニシヤマ, タカシ, NISHIYAMA, Takashi
Language:Japanese
Published: 国立極地研究所 1977
Subjects:
Online Access:https://nipr.repo.nii.ac.jp/record/7916/files/KJ00002477019.pdf
https://doi.org/10.15094/00007916
https://nipr.repo.nii.ac.jp/records/7916