フジ コウロ 1970 1971 ニオケル ヒョウメン カイスイチュウ ノ クロロフィル A リョウ ニホン ナンキョク チイキ カンソクタイ ノ ホウコク

P(論文) 第12次南極観測海洋生物部門の定常観測として1970年11月26日から1971年5月1日まで観測船「ふじ」の航路にそって,北太平洋西部・インド洋・南極洋にわたる115地点の表面海水中のクロロフィルa量の測定を行なった.南極洋および南緯32°以南のインド洋ではクロロフィルa量の分布にかなりの変動がみられたが,全体的にはその他の海域におけるよりも高い値が見られた(0.05~1.10mg/m^3).北太平洋西部・南シナ海・南緯32°以北のインド洋では,比較的高い値がみられたオーストラリア沿岸・南アフリカ沿岸・マダガスカル島沿岸・マラッカ海峡などの沿岸海域を除けば,南極洋などに比べ全体的に...

Full description

Bibliographic Details
Main Authors: 西脇, 三郎, ニシワキ, サブロウ, NISHIWAKI, Saburo
Language:English
Published: 国立極地研究所 1972
Subjects:
Online Access:https://nipr.repo.nii.ac.jp/record/7676/files/KJ00002476676.pdf
https://doi.org/10.15094/00007676
https://nipr.repo.nii.ac.jp/records/7676
Description
Summary:P(論文) 第12次南極観測海洋生物部門の定常観測として1970年11月26日から1971年5月1日まで観測船「ふじ」の航路にそって,北太平洋西部・インド洋・南極洋にわたる115地点の表面海水中のクロロフィルa量の測定を行なった.南極洋および南緯32°以南のインド洋ではクロロフィルa量の分布にかなりの変動がみられたが,全体的にはその他の海域におけるよりも高い値が見られた(0.05~1.10mg/m^3).北太平洋西部・南シナ海・南緯32°以北のインド洋では,比較的高い値がみられたオーストラリア沿岸・南アフリカ沿岸・マダガスカル島沿岸・マラッカ海峡などの沿岸海域を除けば,南極洋などに比べ全体的には低い値がみられた(0.02~0.17mg/m^3).今回の観測で得られたクロロフィルa量の地理的分布の様相は,これまでのほぼ同じ航路において得られた結果と全般的傾向としてはほぼ一致していた. departmental bulletin paper