ナンキョク カイイキ オヨビ インドヨウ カイイキ ニ オケル ヒョウメン スイチュウ ノ クロロフィルA ト フェオフィチン ニホン ナンキョク チイキ カンソクタイ ノ ホウコク

P(論文) 1967年11月から1968年4月にかけての第9次南極観測の海洋生物の定常観測として,南極海域及び関連海域の表海水中のクロロフィルaとフェオフィチン含量の測定を蛍光法を用いて行った.南極海域におけるクロロフィルa及びフェオフィチンの平均含量(それぞれ0.24mg/m^3,0.51mg/m^3)はインド洋海域の平均含量(それぞれ0.17mg/m^3,0.39mg/m^3)よりも高い値を示した.南極海域内での両色素含量の分布は地域的にかなり変動を示した.又この分布の様相は,これまでに測定点付近で得られている結果とかなりの一致をみた.各測定点におけるクロロフィルaとフェオフィチン含量から...

Full description

Bibliographic Details
Main Authors: 冨永, 裕之, トミナガ, ヒロユキ, TOMINAGA, Hiroyuki
Language:English
Published: 国立極地研究所 1971
Subjects:
Online Access:https://nipr.repo.nii.ac.jp/record/7647/files/KJ00002476647.pdf
https://doi.org/10.15094/00007647
https://nipr.repo.nii.ac.jp/records/7647
Description
Summary:P(論文) 1967年11月から1968年4月にかけての第9次南極観測の海洋生物の定常観測として,南極海域及び関連海域の表海水中のクロロフィルaとフェオフィチン含量の測定を蛍光法を用いて行った.南極海域におけるクロロフィルa及びフェオフィチンの平均含量(それぞれ0.24mg/m^3,0.51mg/m^3)はインド洋海域の平均含量(それぞれ0.17mg/m^3,0.39mg/m^3)よりも高い値を示した.南極海域内での両色素含量の分布は地域的にかなり変動を示した.又この分布の様相は,これまでに測定点付近で得られている結果とかなりの一致をみた.各測定点におけるクロロフィルaとフェオフィチン含量から求めた相関関係から,南極海域においては単位クロロフィルa当りのフェオフィチン含量がインド洋海域よりも低いことが示された. departmental bulletin paper