V. Chemical Composition of Lake Waters (Report of the Japanese Summer Parties in Dry Valleys, Victoria Land, 1963-1965)

1963年から1965年の間にVictoria LandのDry Valleyにあるいくつかの湖について調査した結果,湖水の化学成分はそれが存在する谷によってそれぞれ特徴があり,化学組成は地域によってかなり異なっていることが判明した.Wright ValleyにあるDon Juan PondおよびLake VandaではCaとClが最も多いが,一つ南隣の谷,Taylor ValleyにあるLake BonneyではMgとCl,次にNaが多く,海に近いLake FryxellではNaとClが最も多く含まれている.その他,さらに南に位置する地域にある湖の多くは淡水湖であった.これらの湖の化学成分を...

Full description

Bibliographic Details
Main Authors: 山県 登, 鳥居 鉄也, 村田 貞雄, Noboru YAMAGATA, Tetsuya TORII, Sadao MURATA
Format: Report
Language:English
Published: 国立公衆衛生院 1967
Subjects:
Online Access:https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=7481
http://id.nii.ac.jp/1291/00007481/
https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=7481&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1
Description
Summary:1963年から1965年の間にVictoria LandのDry Valleyにあるいくつかの湖について調査した結果,湖水の化学成分はそれが存在する谷によってそれぞれ特徴があり,化学組成は地域によってかなり異なっていることが判明した.Wright ValleyにあるDon Juan PondおよびLake VandaではCaとClが最も多いが,一つ南隣の谷,Taylor ValleyにあるLake BonneyではMgとCl,次にNaが多く,海に近いLake FryxellではNaとClが最も多く含まれている.その他,さらに南に位置する地域にある湖の多くは淡水湖であった.これらの湖の化学成分を主として報告する.