カキ ナンキョクヨウ ニオケル シュヨウ チュウシュ ノ ブンプ

P(論文) (1)海上において鳥種を判定する場合それぞれの分布区域をあらかじめ知っていることは重要な要素となる.このため,南大西洋および南インド洋を含む南極洋で,11月から3月の時期に出現する主要鳥種について,分布の北限および南限を求め図示し,簡単な説明をこころみた.(2)本文において取り扱った鳥種はアホウドリ科6種,ミズナギドリ科13種,ウミツバメ科2種,モクリウミツバメ類,トウソクカモメ科2種,およびペンギン科4種,計27種である.(3)分布の北限および南限は,東京水産大学「海鷹丸」による3次にわたる航海,日本水産株式会社「第27興南丸」,「第20興南丸」(観察者,船長山田巽)による航海,...

Full description

Bibliographic Details
Main Authors: 小沢, 敬次郎, オザワ, ケイジロウ, OZAWA, Keijiro
Language:English
Published: 国立極地研究所 1967
Subjects:
Online Access:https://nipr.repo.nii.ac.jp/record/7479/files/KJ00002476401.pdf
https://doi.org/10.15094/00007479
https://nipr.repo.nii.ac.jp/records/7479
Description
Summary:P(論文) (1)海上において鳥種を判定する場合それぞれの分布区域をあらかじめ知っていることは重要な要素となる.このため,南大西洋および南インド洋を含む南極洋で,11月から3月の時期に出現する主要鳥種について,分布の北限および南限を求め図示し,簡単な説明をこころみた.(2)本文において取り扱った鳥種はアホウドリ科6種,ミズナギドリ科13種,ウミツバメ科2種,モクリウミツバメ類,トウソクカモメ科2種,およびペンギン科4種,計27種である.(3)分布の北限および南限は,東京水産大学「海鷹丸」による3次にわたる航海,日本水産株式会社「第27興南丸」,「第20興南丸」(観察者,船長山田巽)による航海,その他の航海中の観察資料によって求めた.(4)各種についてカラー写真を掲げ,また,分布図に繁殖地,産卵時期を付記し,今後の海上における観察および分布の考察に便ならしめた.(5)量的分布,産卵時期に対する分布密度の移動などについては今後考察する Errata | http://id.nii.ac.jp/1291/00007501/ departmental bulletin paper