シン ナンキョク カンソクセン フジ ニツイテ

• Main Authors: 山川, 健郎, ヤマカワ, タケオ, YAMAKAWA, Takeo
• Language: English
• Published: 国立極地研究所 1966
• Subjects: Antarctic; Antarc*
• Online Access: https://nipr.repo.nii.ac.jp/record/7397/files/KJ00002476319.pdf; https://doi.org/10.15094/00007397; https://nipr.repo.nii.ac.jp/records/7397

P(論文) 本年から南極観測が再開されることに決まり,「宗谷」の代船として南極観測船「ふじ」が建造されることになった.「ふじ」は日本最初の本格的極地用砕氷船であって,南極における輸送,砕氷,観測の任務に従事するものである.船の寸法,船型等は主として砕氷船としての性能から決められ,それに大型ヘリコプター3機を搭載して大きな空輸能力を有することが特徴である.推進機関はディーゼル電気推進方式を採用し,氷海中での行動能力の増大を狙っている.長期行動に備え居住性向上には特に意を用い,更に,減揺タンクを設けて航行中の船上作業に便ならしめている.船体構造は氷圧力に対し極めて強固に設計された.船上観測設備は11科学部門に渉っている. departmental bulletin paper