Observation of Aurora Noise at Syowa Base (UPPER ATMOSPHERE PHYSICS) (<Special Publication>Antarctic Symposium in Tokyo, 1960)
1.目的 オーロラが出現したとき,その部分の高層大気中に局部的に電子密度の高い領域があると考えられている.その高電離気体から輻射される電波の性質を知ることはオーロラの発光機構を説明する一つの手ががりとなるので,或る角度に向け固定されたパラボラアンテナと3000MCの受信機によりノイズレベルを連続記録し,他部門のデータと比較研究する.2.結果 今回は記録装置に打点式を使用したこと,基地内部のノイズレベルが予想外に高かったため,必ずしも満足なデータを得られなかったが,オーロラおよび擾乱を受けた高層大気から輻射される3000MC帯の電波の存在が大略実証され,その地磁気,オーロラ強度,E_s電離層の突...
Main Authors: | , |
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Format: | Report |
Language: | English |
Published: |
University of Electro-Communications:The Wintering Party, the Japanese Antarctic Research Expedition, 1959-60
1961
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Subjects: | |
Online Access: | https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=7054 http://id.nii.ac.jp/1291/00007054/ https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=7054&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1 |
Summary: | 1.目的 オーロラが出現したとき,その部分の高層大気中に局部的に電子密度の高い領域があると考えられている.その高電離気体から輻射される電波の性質を知ることはオーロラの発光機構を説明する一つの手ががりとなるので,或る角度に向け固定されたパラボラアンテナと3000MCの受信機によりノイズレベルを連続記録し,他部門のデータと比較研究する.2.結果 今回は記録装置に打点式を使用したこと,基地内部のノイズレベルが予想外に高かったため,必ずしも満足なデータを得られなかったが,オーロラおよび擾乱を受けた高層大気から輻射される3000MC帯の電波の存在が大略実証され,その地磁気,オーロラ強度,E_s電離層の突抜周波数の急変との相互相関もかなり良く,その詳細なる解析を続行中である. |
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