Studies on the Mycofloral Succession on Yezo Spruce (Picea jezoensis CARR.) in Various Stages of Growth, with Special Reference to the Role of Fungi in the Natural Regeneration of the Host

• Main Authors: 高橋, 郁雄, 55047
• Language: Japanese
• Published: 東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林 1991
• Subjects: 610; エゾマツ; 外生菌根菌; 倒木腐朽; 天然更新; 特殊更新立地; Yezo spruce; Ectomycorrhizal fungus; fallen decaying tree; natural regeneration; particular regeneration site; Arctic; Carr
• Online Access: https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/record/25496/files/esrh086006.pdf

エゾマツは，北海道の亜寒帯針葉樹林の主要構成樹種の一つであるが，天然更新が倒木上など特殊な立地でのみ行われ，しかも育苗及び人工造林に多大の困難を伴う。また第二次大戦中から続いた過伐のため資源の枯渇が危ぶまれており，その人工造林技術や天然更新技術の確立は北海道林業の緊要の課題となっている。このような育苗・人工造林の困難性並びに特殊立地上の更新が，種々の菌類の関与によって引き起こされることは知られた事実であるが，エゾマツの各生育段階及びエゾマツ林の更新段階において，いかなる菌がいかなる役割を担っているかについては，調べられていない。 In the sub-arctic coniferous for...