第61次日本南極地域観測隊における「しらせ」を活用した採泥調査

• Main Authors: 板木, 拓也, Itaki, Takuya, 徳田, 悠希, Tokuda, Yuki, 石輪, 健樹, Ishiwa,Takeshige, 佐々木, 聡史, Sasaki, Satoshi, 菅沼, 悠介, Suganuma, Yusuke, 青木, 茂, Aoki, Shigeru
• Format: Other/Unknown Material
• Language: Japanese
• Published: 情報・システム研究機構 国立極地研究所 2024
• Subjects: 大陸棚; 海底コア; 表層堆積物; 古環境; 古海洋; 底生生物; Continental shelf; Sediment core; Surface sediment; Paleoenvironment; Paleoceanography; Benthos; Antarctic; Darnley; Totten Glacier; Lützow-Holm Bay; Cape Darnley; Antarc*
• Online Access: https://nipr.repo.nii.ac.jp/record/2000340/files/AntarctRec68_2.pdf; https://doi.org/10.15094/0002000340; https://nipr.repo.nii.ac.jp/records/2000340

第61次日本南極地域観測隊（JARE-61）では，南極観測船「しらせ」（AGB-5003）による初の本格的な採泥観測が行われた．堆積物試料は，大口径グラビティーコアラー及びGSJ型木下式グラブ採泥器を用い，トッテン氷河前縁～ダルトン・ポリニア海域，リュツォ・ホルム湾，ケープダンレー・ポリニアの3海域の計28地点において採取された．本論では，今後の調査の参考としてオペレーションの詳細を記録するとともに，これらの試料を用いた今後の分析の基礎情報として，得られた堆積物の予察観察結果を報告する． The first systematic sediment survey by the icebreake...