南極昭和基地におけるIoT 活用に向けた920 MHz 帯小電力通信試験
2017 年より国内での利用が始まった920 MHz 帯小電力無線システム用の電波を活用し,昭和基地における観測機器のデータ収集を始めとした基地インフラの監視を実現することを目的として,第61 次南極地域観測隊において東オングル島及びその周辺地域における920 MHz 帯電波の到達状況と既存の基地観測への影響を調査した.調査においてはLoRaマルチホップが可能な通信機器を製作し,隊員が携帯する送信装置から発信されるGPS の位置・時刻情報を,昭和基地基本観測棟の3 階階段手摺に設置したLoRa ゲートウェイで受信することで,各地における受信信号強度や信号対雑音比などのデータを収集した.越冬期間...
Main Authors: | , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , |
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Language: | Japanese |
Published: |
国立極地研究所
2021
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Subjects: | |
Online Access: | https://nipr.repo.nii.ac.jp/record/16780/files/AntarcticRec65_4.pdf https://doi.org/10.15094/00016650 https://nipr.repo.nii.ac.jp/records/16780 |