三次元加速度に基づくニシオンデンザメのファインスケール行動解析

北極域の生態系は、⼀般的に低緯度域よりも少ない種数から成り、栄養構造が比較的単純である。このため、高次捕食者の個体数の増減は、被食者には捕食圧という⾯で⼤きな波及効果をもたらすことが予想される。北極域において多数の個体が存在するニシオンデンザメ Somniosus microcephalus は、栄養段階が高い高次捕食者であり、北極域の生態系に大きなトップダウン調節の影響を及ぼしていることが示唆されている。この種は、生態学的に重要な役割を果たしている可能性があるにもかかわらず、自然界における採餌頻度等の海中での詳細な⾏動はほとんど知られていない。本研究では、ニシオンデンザメの海中での採餌行動を...

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Bibliographic Details
Main Author: 平田 緑
Format: Thesis
Language:Japanese
Published: 2021
Subjects:
Online Access:https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=16441
http://id.nii.ac.jp/1291/00016318/