第61次日本南極地域観測隊における宗谷海岸域の地形調査の報告
将来の気候変動に対する南極氷床の応答の理解には,過去の南極氷床変動史の復元およびその変動メカニズムの解明が不可欠である. しかし,地質学的データの時間的・空間的な欠落により南極氷床変動史は十分に復元されていない. 第 61 次日本南極地域観測隊では,活動の一部として宗谷海岸のラングホブデでゾディアックボートを用いた海底地形測量・生物調査・堆積物採取をはじめとする水上調査を展開した. また,ラングホブデ・西オングル島で陸上調査を実施し,表層・陸上堆積物の採取および地中探査レーダーによる地層調査を行った. 取得した海底地形データおよび堆積物は,過去の南極氷床変動史を復元する上で重要な要素となること...
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Language: | Japanese |
Published: |
国立極地研究所
2020
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Subjects: | |
Online Access: | https://nipr.repo.nii.ac.jp/record/16350/files/NAN649_Ishiwa05.pdf https://doi.org/10.15094/00016229 https://nipr.repo.nii.ac.jp/records/16350 |