両極での海氷・海洋結合同化研究への展望

近年の北極域における海氷の減少傾向に伴い、北極海航路の利用拡大に向けた取り組みとして、北極海の海氷短期予測の重要性が高まっている。我々の研究グループでは、北極海航路のための夏季の北極海における海氷予測データに関する比較研究を進めている。昨年より、ノルウェーの気象研究所(Met Norway)でベルゲン大のナンセン環境リモートセンシングセンターが開発したTOPAZ4海氷海洋結合同化システム[Sakov et al. 2012]を用いた現業海氷予測が始まり、毎日10日先の予測データが提供されるようになった。このシステムは、同化手法としてアンサンブルカルマンフィルターを実装した唯一の渦解像の海洋・海...

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Bibliographic Details
Main Author: 中野 渡拓也
Format: Conference Object
Language:Japanese
Published: 2017
Subjects:
Online Access:https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=14121
http://id.nii.ac.jp/1291/00014054/