アイスコア連続融解システムを用いたアイスコア中のメタンの復元 ―グリーンランドSIGMAコア、南極ドームふじコア中に保存された大気の変動に由来しないメタン―

過去の大気中メタン濃度の復元をするため、アイスコアに含まれる気体中のメタン濃度をアイスコア連続融解システム(CFA)で測定している。CFAは、アイスコアを連続的に融解・測定するシステムで、従来の手法に比べ格段に高分解能かつ測定時間の短縮という点で優れた手法である。これまでに得られているCFAを用いたメタンの連続データは、最終氷期以降のもののみであり、それ以前のものは得られていない。国立極地研究所では、最終氷期以前の大気中メタンの連続記録を復元するため、深さ2400m(過去約30万年間)までのドームふじコアをCFAで測定していく予定である。CFAを用いた先行研究から、大気に由来しないメタンがアイ...

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Bibliographic Details
Main Author: 荒井 美穂
Format: Conference Object
Language:Japanese
Published: 2017
Subjects:
CH4
Online Access:https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=14120
http://id.nii.ac.jp/1291/00014053/