南極ドームふじ観測拠点での新掘削場の建設 -第44次ドームふじ越冬隊による作業-

• Main Authors: 亀田 貴雄, 大日方 一夫, 高橋 暁, 谷口 健治, 杉田 興正, 藤田 耕史, 栗崎 高士, 中野 啓, Takao Kameda, Ichio Obinata, Kyo Takahashi, Kenji Taniguchi, Okimasa Sugita, Koji Fujita, Takashi Kurisaki, Kei Nakano
• Format: Report
• Language: Japanese
• Published: 北見工業大学土木開発工学科雪氷研究室/南部郷総合病院/信州奧霧ヶ峰八島高原荘/高知大学財務部基盤整備課/気象庁観測部/名古屋大学大学院環境学研究科/いすゞ自動車(株)栃木工場/静岡大学工学部電気工学科 2005
• Subjects: 62(*2); Antarctic; Dome Fuji; Dome Fuji Station; Antarc*; ice core
• Online Access: https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=9326; http://id.nii.ac.jp/1291/00009326/; https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=9326&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1

第44次南極地域観測隊ドームふじ越冬隊は2003年1月19日から2004年1月25日までドームふじ観測拠点(南緯77°19′01″,東経39°42′11″; 標高3810 m)に滞在し,雪氷・気象・宙空の観測を実施する一方,新掘削場の建設作業を実施した.この建設作業は43次隊による新掘削場の外装工事を主体した建設作業を引き継ぎ,新掘削場の内装工事を主とした.本稿では深層掘削準備作業として現地にて実施した以下の作業を記述した.ケーシングパイプ引き上げ,掘削孔拡幅,ケーシングパイプ挿入,ウインチ移設(移設用スロープの造成および10 mピット内の整備),床造成,マスト起倒用10 mピットの造成および...