東南極みずほ高原における屈折法および広角反射法地震探査-観測概要(第43次夏隊報告)-

• Main Authors: 宮町 宏樹, 戸田 茂, 松島 健, 高田 真秀, 高橋 康博, 神谷 大輔, 渡邉 篤志, 山下 幹也, 柳澤 盛雄, Hiroki Miyamachi, Shigeru Toda, Takeshi Matsushima, Masamitsu Takada, Yasuhiro Takahashi, Daisuke Kamiya, Atsushi Watanabe, Mikiya Yamashita, Morio Yanagisawa
• Format: Report
• Language: Japanese
• Published: 鹿児島大学理学部地球環境科学科/愛知教育大学教育学部地学教室/九州大学大学院理学研究院地震火山観測研究センター/北海道大学大学院理学研究科附属地震火山研究観測センター/北海道日本油脂株式会社技術開発部/白山工業株式会社開発部/九州大学大学院理学府地球惑星科学専攻/総合研究大学院大学極域科学専攻/国立極地研究所 2003
• Subjects: 550.34:551.2; East Antarctica; Austral; Mizuho; Mizuho Plateau; Antarc*; Antarctica; Ice Sheet
• Online Access: https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=9256; http://id.nii.ac.jp/1291/00009256/; https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=9256&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1

第43次日本南極地域観測隊夏隊(JARE-43)では,東南極みずほ高原において,JARE-41に引き続き,みずほ高原下の地殻の速度構造を明らかにするため,屈折法および広角反射法地震探査を実施した.探査測線は,みずほルート上のH176地点を起点に北北東方向に101 km,南南西方向に50 kmの測線長約151 kmであり,JARE-41の探査測線と斜交している.この測線上に161台の地震観測点を配置し,7カ所で薬量700 kg程度の大発破,1カ所で薬量20 kgの小発破を行った.大発破点からの距離が100 km以下では,明瞭な初動が観測された.また,氷床中を伝播して来た波,分散波および地殻深部(...