ドームふじ観測拠点における風向測定値のエラーと補正

本論文では, 第38次南極地域観測隊によって1997年にドームふじ観測拠点で観測された地上風向データに複数の重大なエラーが含まれることを報告し, その特徴を記述した。最も重大なエラーは方位45度, 135度, 225度, 315度に向かって, 風向データが変移していることであった。補正方法の検討を通して, 1度の解像度を持つ測定データを同程度の解像度で補正することは不可能であることが分かり, 可能な最高の解像度として16方位に補正した。補正方法として, ドームふじ観測拠点で併行して観測していたAuto Weather Station (AWS)の風向を真値とし, AWS風向に合わせ込む経験的な...

Full description

Bibliographic Details
Main Authors: 平沢 尚彦, Naohiko Hirasawa
Format: Report
Language:Japanese
Published: 国立極地研究所 2000
Subjects:
Online Access:https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=9137
http://id.nii.ac.jp/1291/00009137/
https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=9137&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1