地震のメカニズムからみた南極プレート内の応力場

• Main Authors: 久保 篤規, Atsuki Kubo
• Format: Report
• Language: Japanese
• Published: 東京大学地震研究所 1999
• Subjects: 550.34:551.2; Antarctic; Bellingshausen Sea; Fernandez; Kerguelen; The Antarctic; Antarc*
• Online Access: https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=9068; http://id.nii.ac.jp/1291/00009068/; https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=9068&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1

地震のメカニズム解を用いて南極プレート内の特徴的な応力場を抽出した。その結果, 1) Bellingshausen海, 2) Juan-Fernandezマイクロプレート南方沖, 3) Balleny島近傍, 4) Kerguelen島地域, で特徴的な結果が得られた。近傍のリッジ押しのみによって4地域の観測事実を説明するのは困難である。このうち1), 2) での応力場はこれまでリッジ押しで説明されてきたが, データ量の増加とリッジ押しのイメージが明確になったことから, 少なくとも近傍のリッジ押しのみでは応力場は説明できない。3) での地震の起震応力場は, トリプルジャンクション近傍の変形や後...