ヒガシ ナンキョク エンダビーランド リーセルラルセン サンロク ノ ガンセキ ヒョウガ

P(論文) 東南極, エンダビーランドのリーセルラルセン山麓において従来山岳モレーンとして解釈されてきた地形の一部は, 風化程度の小さい安息角をなす前縁斜面と上部斜面の畝と溝を持つ微地形の存在および他の地域で報告されている現成の岩石氷河の縦断面形態との類似性から, 現成の岩石氷河であると考えられる。現地調査と空中写真判読から岩石氷河の可能性をもつ地形は, 崖錐の基部, 上部に大きな雪渓・氷河を持つモレーンの末端, およびカール底に集中して分布する傾向が明らかになった。これまで南極における現成の岩石氷河の記載は少なかったことから, 南極沿岸域の地形形成環境を明らかにする上で今後, 継続した気温・...

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Bibliographic Details
Main Authors: 三枝, 茂, サイグサ, シゲル, 三浦, 英樹, ミウラ, ヒデキ, 前杢, 英明, マエモク, ヒデアキ, 平川, 一臣, ヒラカワ, カズオミ, Saigusa, Shigeru, Miura, Hideki, Maemoku, Hideaki, Hirakawa, Kazuomi
Language:English
Published: 1998
Subjects:
Online Access:https://nipr.repo.nii.ac.jp/record/9043/files/KJ00000140405.pdf
https://doi.org/10.15094/00009043
https://nipr.repo.nii.ac.jp/records/9043