ドライバレー地域調査報告1984-1985

• Main Authors: 小村 和久, 中谷 周, 森本 隆夫, 鳥居 鉄也, Kazuhisa Komura, Shyu Nakaya, Takao Morimoto, Tetsuya Torii
• Format: Report
• Language: Japanese
• Published: 金沢大学理学部附属低レベル放射能実験施設 1987
• Subjects: Ross Sea; Ross Island; Scott Base; Wright Valley; South Fork; Labyrinth; North Fork
• Online Access: https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=8561; http://id.nii.ac.jp/1291/00008561/; https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=8561&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1

1984-1985年のドライバレー地域における日本の地球化学チームの科学調査は大きく二つに分けられる。一つはCIROS計画への参加協力であり, 二つにはロス島を含むドライバレー地域の地球化学的, 環境科学的研究である。ドライバレー地域ではライト谷を中心に池の調査, 岩屑, 藻類などを採取したほかNaI(Tl)シンチレーションサーベィメータによる環境放射線レベルの測定を行った。このほか予備実験としてTLD(熱蛍光線量計)による積算線量の測定を実施した。そのほかスコット基地およびCIROS-2ドリルサイトにおいて大気浮遊塵を採取して大気中の宇宙線生成核種^7 と天然放射性核種^<210>...