南極バンダ湖における細菌の細胞サイズと現存量の垂直分布

• Main Authors: 近田 俊文, 滝井 進, 福井 学, 楠岡 泰, 松本 源喜, 中谷 周, 鳥居 鉄也, Toshifumi Konda, Susumu Takii, Manabu Fukui, Yasushi Kusuoka, Genki I. Matsumoto, Shyu Nakaya, Tetsuya Torii
• Format: Report
• Language: Japanese
• Published: 東京都立大学理学部生物学教室 1987
• Subjects: Antarctic; The Antarctic; Vanda; Lake Vanda; Antarc*
• Online Access: https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=8546; http://id.nii.ac.jp/1291/00008546/; https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=8546&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1

南極ドライバレー地域のバンダ湖における細菌の垂直分布について, 1984年12月にアクリジンオレンジ染色による直接計数(AODC)法を用いて調べた結果を, 1984年1月の調査結果(S.TAKII et al. : Hydrobiologia, 135,15,1986)と比較した。湖水中の細菌数・細胞サイズ・現存量の垂直分布パターンは, 両調査時期でよく類似していた。すなわち, 全菌数(AODC)は, 水深55m以浅では(10)^4cells/mlのオーダーであったが, それ以深で急激に増加して, 底層水(69m)では5.0×10^6cells/mlに達した。細菌の細胞サイズについてみると,...