あすか観測拠点と昭和基地間の重力結合およびルンドボークスヘッタにおける重力測量

• Main Authors: 福田 洋一, Yoichi Fukuda
• Format: Report
• Language: Japanese
• Published: 弘前大学理学部地球科学科 1986
• Subjects: 550.34:551.2; Antarctic; Syowa Station; Rundvagshetta; Asuka Camp; Antarc*; Antarctica
• Online Access: https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=8518; http://id.nii.ac.jp/1291/00008518/; https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=8518&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1

第27次南極地域観測隊(JARE-27)の夏季観測の一環として, 1985年12月末から1986年1月初旬にかけて, あすか観測拠点と昭和基地間の重力結合を実施した。使用した重力計はラコステ重力計G-477およびG-805の2台である。今回の重力結合は, あすか観測拠点から昭和基地に向かう片道だけで実施されたため, データの解析にあたっては, JARE-27で実施されたその他の重力測定の結果も考慮し, ドリフトレートなどのパラメーターを決定するなど細心の注意を払った。その結果, あすか観測拠点の重力値は, 昭和基地との相対値として0.2mgal程度の精度で決定することができた。この精度は, 最...