氷掘削技術の展望

地盤掘削では, 孔内に泥水を循環させて切粉処理する方式が主流である。泥水循環は, 孔壁保守と切削具の冷却を目的とするが, これらは氷掘削では不要である。それで, 氷掘削では, 装置が大規模な泥水の孔内循環に代わり, 切粉を孔底のドリル内で処理するケーブルつり下げ方式のコアドリルが主流となった。この場合の掘削所要時間をきめる諸要素について, 現在の標準値を紹介する。さらに, 深いボーリングで問題となる孔径収縮対策の液封について説明した後, 他方式を含め, これまで実用化された氷掘削機の具体的説明と評価を行う。最後に, トンネルおよびトレンチの掘削について, グリーンランドでの実行例を紹介する。...

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Bibliographic Details
Main Authors: 鈴木 義男, Yosio Suzuki
Format: Report
Language:Japanese
Published: 北海道大学低温科学研究所 1985
Subjects:
Online Access:https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=8455
http://id.nii.ac.jp/1291/00008455/
https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=8455&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1