航空機使用の現状と展望

南極地域観測が始まった1956年以来, 小型飛行機が必要に応じて使用されてきた。第12次観測隊までは夏期間だけの使用であり, 輸送・建設期間が短いこともあって飛行時間は毎回55時間を超えることはなかった。その後, 2年越冬1年持ち帰りという周期をとり, 安全のために2機を越冬させている。最近では年間の飛行時間は350時間を超えている。操縦士2人と整備士1人がセスナ185型1機とピラタスPC-6型1機を運航している。飛行機は海氷上で離着陸をし, 駐機もしているので, 夏のパドルの発生や強風に対する係留, 海氷の流失など面倒な問題が多い。安全を確保するために, 良い天気を選ぶこと, 飛行計画に余裕...

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Bibliographic Details
Main Authors: 村越 望, 佐野 雅史, Nozomi Murakoshi, Masashi Sano
Format: Report
Language:Japanese
Published: 国立極地研究所 1985
Subjects:
Online Access:https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=8437
http://id.nii.ac.jp/1291/00008437/
https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=8437&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1