ショウワ キチ シュウヘン ノ ユウキ エンソ カゴウブツ オセン

P(論文) 第22次南極地域観測(1980-1982)において採取した大気, 雪, 海水, 魚介類などの有機塩素化合物(DDT, PCB, HCH)を分析し, 昭和基地周辺の環境濃度と, 基地活動による汚染について検討した。昭和基地の風上方向約13kmのとっつき岬で採取した雪の有機塩素化合物濃度と組成は, みずほ基地の風上約0.6kmの雪とほぼ同じであった。とっつき岬と昭和基地近辺の海水では, 濃度は同レベルであったが, PCB組成が若干異なった。海氷下の水の動きも考慮し, とっつき岬には大気・海水経由での基地からの汚染はないと判定した。基地近辺で採取した底生魚のショウワギス中のPCB濃度は,...

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Bibliographic Details
Main Authors: 日高, 秀夫, ヒダカ, ヒデオ, 立川, 涼, タツカワ, リョウ, Hidaka, Hideo, Tatsukawa, Ryo
Language:Japanese
Published: 1983
Subjects:
Online Access:https://nipr.repo.nii.ac.jp/record/8380/files/KJ00000139594.pdf
https://doi.org/10.15094/00008380
https://nipr.repo.nii.ac.jp/records/8380