南極・昭和基地の岩盤ボーリング

• Main Authors: 神沼 克伊, Katsutada Kaminuma
• Format: Report
• Language: Japanese
• Published: 国立極地研究所 1983
• Subjects: 551.1/.4:552; Antarctic; East Ongul Island; Ongul; Ongul Island; Syowa Station; Antarc*; Antarctica
• Online Access: https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=8341; http://id.nii.ac.jp/1291/00008341/; https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=8341&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1

日本南極地域観測隊は, 第20-22次の「昭和基地を中心とする地域の地殻構造の総合解析」研究の一環として, 地温測定と地盤傾斜観測のために岩盤ボーリングを行った。第21次隊よりエアボーリングが開始され, 深さ20mの孔を得て地温測定が行われた。作業能率その他を考慮して第22次隊では水ボーリングを採用し, 深さ30mを目標とするボーリングを行った。しかし, 凍結のため孔内にロッドが抑留され地温測定用としては7m以深は使用できなくなった。さらに30mボーリングを試み, 2960cm孔の掘削に成功した。しかし, 孔内に残った掘削流体が凍結し, これを掘削中, またもロッドが抑留され, 結局, この孔...