1976 ネン ナンキョク ニ オケル テイチャク ヒョウカ ノ カイヨウ コウゾウ ノ キセツ ヘンカ

P(論文) 均質な水が, 定着氷の厚さが最大になった9月上旬に, オングル海峡の表層400mの所で観測された。定着氷は5月上旬の約1mから9月上旬の約2mまで生長した。5月には, 氷の下の海洋構造は塩分成層していたが, この氷生長期間中のブライン排出によって生じた塩対流が, この均質水を形成した。表層水の平均塩分量も, 氷生長期間中のこの対流過程によって, 33.93‰から34.10‰まで増加した。一方ラングホブデでは, 氷河舌の流入によって定着氷上にしばしば割れ目が生じ, 冬期でさえ水面が大気にさらされた。そのため定着氷の生長だけでなくその水面の急激な凍結によるブライン排出によって, 中層に...

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Bibliographic Details
Main Authors: 若土, 正暁, ワカツチ, マサアキ, Wakatsuchi, Masaaki
Language:English
Published: 1982
Subjects:
Online Access:https://nipr.repo.nii.ac.jp/record/8286/files/KJ00000139500.pdf
https://doi.org/10.15094/00008286
https://nipr.repo.nii.ac.jp/records/8286