第17次南極地域観測隊気象部門報告1976

• Main Authors: 吉田 菊治, 外間 実喜, 榎嶋 邦夫, 加藤 芳夫, Kikuji YOSHIDA, Jikki HOKAMA, Kunio ENOSHIMA, Yoshio KATO
• Format: Report
• Language: Japanese
• Published: 報告 1980
• Subjects: Nihon Nankyoku Chiiki Kansokutai; Japan. Kishōchō; 551.5; Mawson Station; Syowa Station; Antarc*; Antarctica
• Online Access: https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=8187; http://id.nii.ac.jp/1291/00008187/; https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=8187&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1

この報告は,第17次南極地域観測越冬隊定常気象部門で実施した主たる業務と,その観測成果の概要である.定常気象観測としては,3時間ごとの地上気象観測と,1日2回の高層気象観測を実施し,国際気象電報型式でモーソン基地経由,オーストラリア気象局に通報した.このほかオゾン全量観測も実施した.越冬中の天候は,晴天の日が多かったので冷え込みが厳しく,これに関連した各種気象要素の記録値を更新した.その中で気温については,月平均気温が12月を除き累年値よりすべて低かった.また9月1日には-42.5℃を記録,基地開設以来第2位の低温を示した.南極地方における天気予報は,観測地点が少ないうえに天気変化が激しいので...