ユキ ノ アッシュク ネンセイ ト ソノ キコウガクテキ イミ ダイ1カイ ナンキョク キスイケン シンポジウム

P(論文) 日本南極地域観測隊か得た,みずほ基地の雪の密度のデータ数は,第11次,第12次および第13次のものを合計すると3635にのぼる.これらの測定結果を吟味,整理したものを使って「圧縮粘性係数」の深さ分布が求められた.みずほ基地の雪に限らず,一般に極地の雪の圧縮粘性係数は,季節的積雪,たとえば北海道の雪に比べて約100倍大きい.これは,極地における長期間の圧密過程において,氷粒子間の結合が極度に成長したためと解釈されるみずほ基地の雪において,密度の測定値は,深さ約30m~40mの領域で,大きく振動し,かつ平均的傾向曲線からはずれた.圧縮粘性係数は,この深さ領域で鋭い極大を示した.これらの...

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Bibliographic Details
Main Authors: 前野, 紀一, マエノ, ノリカズ, 成田, 英器, ナリタ, ヒデキ, MAENO, Norikazu, MAEDA, Hideki
Language:English
Published: 国立極地研究所 1979
Subjects:
Online Access:https://nipr.repo.nii.ac.jp/record/8092/files/KJ00002477152.pdf
https://doi.org/10.15094/00008092
https://nipr.repo.nii.ac.jp/records/8092