第16次南極地域観測隊気象部門報告

この報告は第16次南極地域観測越冬隊気象部門が,1975年2月1日から1976年1月31日まで昭和基地において行った地上および高層気象観測の結果をまとめたものである.観測方法,設備,結果の取扱い等はほぼ15次隊と同じである.16次隊の気象部門ではこの他,みずほおよび沿岸旅行に参加し,各種観測を行った.越冬期間中特記される気象現象としては,次のものがあげられる.1)1年を通して気温が低めに経過し,月平均気温が平年より2℃以上低い月が3ヵ月もあった.2)降雪量が多く,早くから本格的なドリフトが発達した.3)大型ブリザードの襲来により,16年ぶりに最大風速が更新された. This paper des...

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Bibliographic Details
Main Authors: 酒井 重典, 沖政 進一, 召田 成美, 阪本 孝広, Shigenori SAKAI, Shinichi OKIMASA, Shigemi MESHIDA, Takahiro SAKAMOTO
Format: Report
Language:Japanese
Published: 報告 1979
Subjects:
Online Access:https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=8065
http://id.nii.ac.jp/1291/00008065/
https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=8065&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1