1976-1977年マクマードサウンド地域国際共同観測報告

• Main Authors: 神沼 克伊, 鳥居 鉄也, 矢内 柱三, 松本 源喜, 田中 良樹, Katsutada Kaminuma, Tetsuya Torii, Keizo Yanai, Genki Matsumoto, Yoshikazu TANAKA
• Format: Report
• Language: Japanese
• Published: 国立極地研究所 1977
• Subjects: Antarctic; Victoria Land; Syowa Station; McMurdo Sound; Ross Island; Yamato; Taylor Valley; Vanda; Bonney; Scott Base; Wright Valley; Lake Bonney; Don Juan Pond; Antarc*
• Online Access: https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=7969; http://id.nii.ac.jp/1291/00007969/; https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=7969&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1

1976-77年の南極の野外調査期間,マクマード地域においては,日本隊は地震観測,地質および地球化学調査,隕石探査などを実施した。隕石探査は日米合同のプロジェクトで,1976年12月から77年1月にかけて行った.合計11個,総重量460 kgの隕石を南極横断山脈西側の裸氷帯上で発見した.これは南極ビクトリアランドにおける最初の隕石発見である.マクマード地域の地質調査は,昭和基地周辺の地質構造との比較研究上重要で,ロス島やドライバレーで多くの標本を採集した.ドライバレー掘削計画(DVDP)の最後の調査として,採水を主目的とした地球化学調査をロス島のロイズ岬,ドライバレーのバンダ湖,ボニー湖,:ド...