安定同位体組成からみたドライバレーの歴史的変遷

1973年,ドライバレーのライト谷にあるバンダ湖でDVDP 4の掘削が行われ,湖底堆積物中にgypsum, thenardite, calciteからなる層状concretionが見出された.この塩類と湖水のδ^<13>C,δ^<34>S,δ^<18>Oの測定を行い,その結果,ライト谷およびバンダ湖は過去海で,フィヨルドであったことが結論された.さらに,このことを裏付けるため,微化石の研究を行い,海綿の骨片や海洋性珪藻の破片を確認した.1975~1976年シーズンに,ドライバレーのマクマード海峡沿岸を調査し,現海水面より60~150 m高所に,厚い層状のmi...

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Bibliographic Details
Main Authors: 中井 信之, 水谷 義彦, Nobuyuki NAKAI, Yoshihiko MIZUTANI
Format: Report
Language:Japanese
Published: 名古屋大学理学部地球科学教室 1977
Subjects:
Online Access:https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=7923
http://id.nii.ac.jp/1291/00007923/
https://nipr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=7923&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1