ショウワキチ タイキ チュウ ノ ニサンカタンソ

• Main Authors: 村山, 治太, ムラヤマ, ハルタ, MURAYAMA, Haruta
• Language: Japanese
• Published: 国立極地研究所 1977
• Subjects: 551.5; Antarctic; The Antarctic; Syowa Station; South Pole; Ongul; Ongul Island; East Ongul Island; Antarc*; Antarctica; South pole
• Online Access: https://nipr.repo.nii.ac.jp/record/7921/files/KJ00002477024.pdf; https://doi.org/10.15094/00007921; https://nipr.repo.nii.ac.jp/records/7921

P(論文) 第13次越冬観測の際,南極昭和基地における地表大気中の二酸化炭素濃度を,非分散型赤外線ガス分析計を使用して,1972年3月から1973年1月まで測定した.測定器の更正には日本から運んだボンベづめ更正ガスを用いた.昭和基地は69°S, 39.5°Eに位置し,測定器を設置した研究室の標高は13mである.測定結果は317 ppm～328 ppmと分散しており,次のような季節変化の傾向がみられた.1)南極の夏季は高い値を示した(324±4 ppm). 2)南極の夏が終わると急速に低下した.3)南極の冬の前半期(5,6,7月)は低い値を示した(319±4 ppm).4)南極の冬の後半期(8～...