グレイシャー・ベイにおけるフーナ・トーテム・ コーポレーションの観光開発について
本論文では、南東アラスカのグレイシャー・ベイGlacier Bayにあるフーナ・トーテム・コーポレーションHuna Totem Corporation (HTC)の観光開発について分析している。HTCは「1971年アラスカ先住民の請求にもとづく継承的不動産設定法Alaska Native Claims Settlement Act」によって設立されたコミュニティ会社である。本研究によって、つぎのような点が明らかになった。HTCは、2004年に大型クルーズ船の寄港地となることによって、観光事業に参入した。そして、今日順調に発展をみ、年間に平均で13万人ほどがフーナ・コミュニティを訪れている。この...
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Published: |
名古屋市立大学大学院芸術工学研究科
2017
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ftnagoyacityuniv:oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00001734 2023-05-15T16:20:46+02:00 グレイシャー・ベイにおけるフーナ・トーテム・ コーポレーションの観光開発について グレイシャー ベイ ニ オケル フーナ トーテム コーポレーション ノ カンコウ カイハツ ニ ツイテ 奥田 郁夫 2017-03-31 application/pdf https://ncu.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=1734 http://id.nii.ac.jp/1124/00001647/ https://ncu.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=1734&item_no=1&attribute_id=25&file_no=1 ja jpn 名古屋市立大学大学院芸術工学研究科 https://ncu.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=1734 http://id.nii.ac.jp/1124/00001647/ 芸術工学への誘い, 21, 19-25(2017-03-31) 21850429 AA12046070 https://ncu.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=1734&item_no=1&attribute_id=25&file_no=1 南東アラスカ 先住民企業 観光開発 グレイシャー・ベイ Departmental Bulletin Paper 2017 ftnagoyacityuniv 2021-11-08T07:53:20Z 本論文では、南東アラスカのグレイシャー・ベイGlacier Bayにあるフーナ・トーテム・コーポレーションHuna Totem Corporation (HTC)の観光開発について分析している。HTCは「1971年アラスカ先住民の請求にもとづく継承的不動産設定法Alaska Native Claims Settlement Act」によって設立されたコミュニティ会社である。本研究によって、つぎのような点が明らかになった。HTCは、2004年に大型クルーズ船の寄港地となることによって、観光事業に参入した。そして、今日順調に発展をみ、年間に平均で13万人ほどがフーナ・コミュニティを訪れている。この観光事業によって、シーズン中(5月~9月)に年々100人ほどの雇用を創出している。2015年には、大型クルーズ船着岸用の浮桟橋が建設されて、2016年のシーズンには供用される予定である。これによって、旅客は小型船に乗り換えて上陸する必要がなくなり、利便性が高まる。HTCはフーナ・コミュニティ出身者、かつ/または先住民のひとびとの雇用を積極的に進めている。しかしながら、フーナ・コミュニティの人口は、2000年の860人から、2011年には753人へと減少し、人口の減少に歯止めがかかっているとはいえない現状にある。 Report glacier Alaska Nagoya City University Academic Repository Glacier Bay |
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南東アラスカ 先住民企業 観光開発 グレイシャー・ベイ 奥田 郁夫 グレイシャー・ベイにおけるフーナ・トーテム・ コーポレーションの観光開発について |
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本論文では、南東アラスカのグレイシャー・ベイGlacier Bayにあるフーナ・トーテム・コーポレーションHuna Totem Corporation (HTC)の観光開発について分析している。HTCは「1971年アラスカ先住民の請求にもとづく継承的不動産設定法Alaska Native Claims Settlement Act」によって設立されたコミュニティ会社である。本研究によって、つぎのような点が明らかになった。HTCは、2004年に大型クルーズ船の寄港地となることによって、観光事業に参入した。そして、今日順調に発展をみ、年間に平均で13万人ほどがフーナ・コミュニティを訪れている。この観光事業によって、シーズン中(5月~9月)に年々100人ほどの雇用を創出している。2015年には、大型クルーズ船着岸用の浮桟橋が建設されて、2016年のシーズンには供用される予定である。これによって、旅客は小型船に乗り換えて上陸する必要がなくなり、利便性が高まる。HTCはフーナ・コミュニティ出身者、かつ/または先住民のひとびとの雇用を積極的に進めている。しかしながら、フーナ・コミュニティの人口は、2000年の860人から、2011年には753人へと減少し、人口の減少に歯止めがかかっているとはいえない現状にある。 |
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