北太平洋亜寒帯域における魚類・イカ類の餌としての動物プランクトンの資源変動

北太平洋亜寒帯域における浮魚類の餌としての動物プランクトンの資源変動パターンを明らかにするために(1)動物プランクトンバイオマスの経年変動,(2)動物プランクトン群集構造の年変動,(3)表層性魚類資源と動物プランクトンの関係という3点に注目して解析を行った.夏季の亜寒帯域ではまずプランクトン食性小型魚類が亜熱帯域から北上・摂餌回避し次いでシマガツオやアカイカといった魚食性魚類が加わることにより,低次生産物をよりスムーズに高次生物に伝達する生態系構造ができあがると考えられる....

Full description

Bibliographic Details
Main Authors: 山口, 篤, 志賀, 直信, 池田, 勉
Format: Article in Journal/Newspaper
Language:Japanese
Published: 海洋出版株式会社
Subjects:
660
Online Access:http://hdl.handle.net/2115/56602
Description
Summary:北太平洋亜寒帯域における浮魚類の餌としての動物プランクトンの資源変動パターンを明らかにするために(1)動物プランクトンバイオマスの経年変動,(2)動物プランクトン群集構造の年変動,(3)表層性魚類資源と動物プランクトンの関係という3点に注目して解析を行った.夏季の亜寒帯域ではまずプランクトン食性小型魚類が亜熱帯域から北上・摂餌回避し次いでシマガツオやアカイカといった魚食性魚類が加わることにより,低次生産物をよりスムーズに高次生物に伝達する生態系構造ができあがると考えられる.